塾講師のキャリアプランの考察
子どもたちの成長を見続けることが好きだったり、教えることが好きだったりして、その結果、自分自身を成長させていくことが好きなのが塾講師です。さまざまな動機で塾講師という先生の職業を選ばれる方が多いはずですが、概ね上記の理由に集約されていくのではないでしょうか。
一生、現場でプロフェッショナルの先生としてしていきたい方もいらっしゃるでしょう。しかし、塾の先生という職種も常に現場に居続けるだけの仕事ではありませんし、仕事の幅や責任の大きさにエキサイティングを覚える方もいらっしゃるでしょう。さまざまなキャリアプランが考えられます。ここでは、塾講師のキャリアプランはどのような形になっており、どのようにしてキャリアアップが図られていくのでしょうか。それを考えてみたいと思います。
プロフェッショナル教師VSゼネラリストマネージャー
新卒で、塾講師になられる方はとにかく子どもたちの成長を見続けて自分自身も成長させていきたいとお考えのことでしょう。そのため、5年後10年後の自分自身の姿がどのようになっているかを想像するのはなかなか難しいかもしれません。
塾も予備校も会社組織です。そのため、内部では表に立つ現場以外にも会議室もあるしバックヤードも当然あります。考えられる職種を並べてみましょう。
授業、教師・教務職
一番現場の最前線で塾で最も大切なセクションになります。ここがしっかりしていなければ当然ながら生徒さんは集りません。進学塾・補習塾、個別指導塾・集団塾・映像授業塾のように会社の方向性に併せた授業スタイルがありますので、それに基づいて授業を展開していくことになります。授業は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!という意識で。現場の空気は必ず地域の口コミに響いてきます。
教室長・校舎長
現場のマネージャーです。当然、授業をすることはもちろん授業の年間カリキュラム、ポスティング・ハンディングなどの営業面、体験後のクロージングや校舎のインストアプロモーションといった営業面、現場で働く教師の人材育成から統制・シフト作成など、教室長・校舎長の采配で校舎は動いていくことになります。そのため、仕事の幅がカナリ大きくなってきます。このため、現場のカラーは教室長・校舎長のカラーに依るところが非常に大きいです。一方で、塾によっては授業の現場よりもマネージャーという立場となっていくため、授業のコマ数そのものは減るかもしれません。その上で、教室全体の数値管理が大きな仕事になります。イメージ的には、店舗管理者という位置づけになることでしょう。校舎長の振る舞いや行い言動で、生徒さんの心はもちろん、そこで働いてくれている講師の先生方の気持ちも変わってきます。実際に教えることは少なくなるとしても、校舎長の言動で校舎のカラーは大幅に変わってくることでしょう。
本社機能
大手でなければ、基本的には現場責任者と本部機能は同一責任者がかねることが多いです。特に中小企業の塾であれば大概は経営者である塾長さんが行っておられることでしょう。
しかし、塾も大きくなってくれば当然ながら分業制が図られることになっていきます。塾1教室あたり仮に80人の生徒さんが居るとしましょう。その80人教室が10教室あればもうその時点で在籍生徒さんは800人ということになります。
そうなれば、当然に管理業務は分業制になるでしょう。そして、10教室もあれば本社機能も必要になってきます。10教室分の募集活動から売り上げ管理、人件費等の経理管理、発注等庶務業務、さらには、人材育成部門などが必要になってきます。そして、塾の方向性を決める経営管理室的な部門も必要になってくるのではないでしょうか。
10教室80人として、一人単価月20,000円ならば、月間で160万円。掛けることの14ヶ月(夏期と冬期講習を込めて。)でおよそ、2000万円前後の売り上げが発生することとなります。そうであれば、そういった全体管理が必要になるのは想像に難くありません。
このような本社機能は、当然に現場責任だけでなく社内全体の責任を背負うこととなってきますので非常に重要な業務になります。であれば、当然にやりがいと給料にも響いてくることでしょう。ハングリー精神で戦える方は是非こういった部門を狙ってみるのも良いかもしれません。
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