冒頭で犯人とトリックの分かる推理小説はつまらない
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「犯人はアイツです。トリックはこうです。」と推理小説の最初の1ページ目に全て書いてあったとしましょう。
そんな推理小説最後まで貴方は見通しますか?私は恐らく2ページ目以降すべて読まず、その足でブックオフへと行くと思います。
我々、今の情報大国である日本に生きる人間としては、多忙を極めています。必要な情報と不必要な情報が入り乱れる現代、そういった情報の取捨選択で忙しいビジネスパーソンはもちろん大学生も多忙を極めているはずです。情報リテラシーに明るい現代人はそういった取捨選択こそが肝心要になってくるのは間違いありません。ビジネスパーソンを対象にしている場合、まずは結論を先に伝えて、そのあとに根拠や具体的説明や詳細を伝える順番が良いかもしれません。結論を明確にすることで、その後の論理の展開のしやすさは疑うべくも無くやりやすくなります。
しかし、我々が相手にするのはまだまだ情報リテラシーに明るくなく、集中力がまだまだ未熟な生徒さんたちです。
そうであれば、その話法は必ずしも正解では無いのかも知れません。
分かった気になってしまうのが一番怖い
結論を先に伝えることは、もちろん大切な話法です。場面場面で、使い分けられる話法を身につけるのが肝腎です。ただ、生徒さんには結論を先に伝えてしまうと「今日やる授業は全て分かった!」という錯覚を起こしてしまうかもしれません。早合点というか、出来るようになったという勘違いを起こしてしまうかもしれません。分かった気になってしまうのが一番怖いです。分かった気になっているというのは分かっていないと同値です。次回以降にも分かっていて、使えるようになっていなければ全く無駄になります。使えるようになって初めて知識といえるわけです。
今日やる内容は何か、テーマだけ伝える
はじめに結論ありきで授業を展開するとちょっと問題が生じる可能性は上記で述べました。では、どのようにすれば良いでしょうか。
それは、中心になってくるテーマを冒頭で、疑問文形式で生徒さんに投げかけてみることです。
「現在進行形って覚えてる〜?」
「どうやって作るんだっけ?」
「じゃぁ、現在進行形があるってことは、過去進行形もありそうじゃない?」
「どうやって作ると思う?」
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