正社員塾講師ってぶっちゃけどうなん?
稼げる?楽しい?魅力ある?
勝手に緊急企画 第二段!
元引きこもり塾講師が塾講師の魅力を語ってみた、正社員編のページになります。
アルバイトとしての塾講師の魅力をお知りになりたい方は、元引きこもり塾講師が本気で塾業界のやりがいを熱弁してみた|アルバイト編をご覧ください。
新卒・中途・転職などで塾講師業界に正社員として働く魅力
新卒で、教育業界が気になっていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
今までにやったことのない業界にチャレンジしてみたい方もいらっしゃると思います。
大人に営業するのが疲れたという方もいらっしゃるでしょう。
むしろ人とお話したいと思われる方もいらっしゃると思います。
教育をビジネスとして行い、一旗あげてやるぜ!という方もいるかもしれません。
当然、塾業界から別の塾へキャリアアップやキャリアチェンジしたい方もいらっしゃるかもしれません。
社会人の方で教職課程を取って教員になりたいのであれば、通信制の大学で教職課程 教員免許をご覧ください。
塾業界いかがですか?やりがいありますよ!塾業界人の端くれとして、このページでは魅力を大いに語りたいと思います。業界をお考えの方は、ぜひものの足し位にご参考にください。
初任給が結構高い
言い換えれば、2万円くらいほかよりもプライベートにお金を割り当てられる!これ、おっきくないですか?もちろん、会社規模にもよるでしょうし昇給やボーナス幅や手当ての部分では、異業種と単純比較はできないかもしれません。
ですが、20代初期で最初からもらえるお給料がやや高めというのは、大きいと思います。プラス2,3万円多かったら皆さんだったら、何に使いますか?
プライベートのデート費用でしょうか。本でしょうか。マンガやアニメ?旅行でもします?いや、大学時代に奨学金を借りていたのでその返済費用に?年金の追納費用?いやいや、親御さんに初任給で大きなガンプラでも買ってあげますか?
塾業界はブラック業界といわれることが良くあります。しかし、ここ近年大手の塾を中心に業界・業態改善を図ろうとしています。その理由はいくつもあるのですが、それについては別の機会とさせていただきますが、いずれにしても徐々に改善しつつあります。世の中には、文字通りの意味での本当のブラック企業もあります。人間関係や、給与関係、残業問題や、業務関係など、さまざまな観点でブラックとなる業界や会社は数多です。
塾業界がブラックとされる部分は残業関係かなと思います。それに伴う、残業代という部分。これは大きく改善してきています。だから、いわゆる本当の意味でのブラック業界ではなくなりつつあるのではないかと思っています。
たかがプラス2,3万円ですがされど2,3万円。毎月、毎月、小さな幸せが買えたらこれはこれでいいですよね。
意外にも教科知識が無くても何とかなる
教育業界は、一般の他産業と比べて参入障壁が高いと思われております。
その理由は、授業ができないから!授業をするための知識が無いから!これに尽きるのではないでしょうか。
たしかに、授業を売る商売ですので授業ができないと商売ができません。たとえてみれば、魚屋に魚が仕入れられていないようなものです。
ですが、考えてみてください。
魚屋に魚が無ければどうしますか?
当然仕入れるわけです。仕入れるわけですが、仕入先は海の中ではなく教室・校舎の中にあります。そして、海の上に10数時間もいるわけではなく教室・校舎の中にいれば手に入るのです。わかりづらいたとえでした・・・。夜のテンションで書くと良くわからなくなるな・・・。
とりあえず、授業スタイルと予習すべきことをざっくりまとめますと以下のとおりです。
集団授業:30分から60分程度
個別指導:80分から90分程度
予習すべきこと:
- 演習スタイルの授業ならば、問題の解き方をまとめる。
- 単元ごとの初期の導入授業ならば、その単元の目的と習得してほしいことをまとめる。
- 必要な知識と不要な知識、全体における部分の位置づけを考える。(その単元がどこにつながっていくか、もしくはつながっていたかを考える。)
- 逆に、風呂敷を広げすぎて関連付け過ぎると焦点がぼやけるため、捨象する部分を決め、論点を定める。
- 生徒さんがどのくらい理解できたら、その授業においては及第点とするか定めておく。
- 雑談が必要そうなら雑談のネタを考えておく。(任意)
- 宿題をどの程度出すのか、出さないのかを決めておく。
- 質問すべきポイントをある程度決めておく。
といった形で書くといっぱいありますねw
中学生に1回の授業で教える事柄はどこまででしょうか。
たとえば、英語で考えてみましょう。
中学1年生であれば、am are isといった文章が、「〜です。〜である。」といったことを教えるだけです。
しかも、amとareだけを最初に学びます。「私は、生徒です!」とか、「あなたは、生徒です!」とか、「あなたは、弟です!」といった例文を1回の授業で延々と練習するだけです。
次の授業になって初めて is の使い方を学び、最後にam / are / isは「〜です。」という点で同じ動詞なんだよ!使い分け方は、主語で決めるんだよ!主語には1・2・3人称があるんだよ!と教えるのです。1回1回の進み具合はそこまで早くなかったりします。ですから、知識は後付あとづけで間に合います。
大学受験を皆様は経験されてらっしゃると思いますので、そんな遅さでいいの?!なんて思われるかもしれません。
いいのです。
なぜならば、学ぶことそのものがまだ不慣れな生徒さんが多いので、習慣作りから始まります。むしろ一緒に楽しみながら練習していく癖をつけてあげられれば、そこがゴールです。(もちろん、習得が早く先に咲きに進みたい生徒さんが多くいるクラスもあります。その場合は、もう少し広い学習をしておく必要があるかもしれませんが、それでも、一回の授業でbe動詞をまとめて学ぶ程度でしょう。現在完了形を学ぶとしたら、1回の授業で公式を学び、限られた動詞群だけを使った演習を行うだけでしょう。)
というわけで、知識や授業については極端な、超進学予備校でなかったらそこは大丈夫です。
大学受験を経験された方々ならば、知識面はすぐ思い出せるはずですし、仮に知らないことがあったとしても毎日すこーしずつ勉強していくことですぐ身につけられるはずです。
むしろもっと大切なことがあります。
そこには、授業の組み立て(何をどの順番で、どの程度のレベルまで、何分の枠の中で行い、どのくらい演習を行うべきなのか、など)があります。また、質問の仕方や話し方、話すスピードといったむしろ知識面ではなく見せ方というか魅せ方が大切になってきます。
一言で言ってしまえば、授業向けプレゼンテーションスキルだと思います。
異業種や大学の授業で、プレゼンテーションの機会を数回もったことのある方ならばほぼ問題ないと思います。もし、プレゼンテーションは全くやったことが無いです!せいぜい大学の研究室で、輪読の際に自分の持ち場を簡単に発表しただけなので、授業なんてもってのほかです!という方もいると思います。もしそうであったとしても、大手塾ならばほとんどの塾が独自の授業スタイル・メソッドのための研修機会を設けています。
というか、グループ授業以上の人数に授業を行うのに研修をしっかり行わない塾があるならば、絶対にやめたほうがいいです。教え方に、塾の理念が何も無いということになります。今後、そういった塾は間違いなく先細りしていくことでしょう。零細塾であればそういった塾も少なからずあります。塾はこれからもっともっと業界再編が行われることが予見されています。M&Aも活発化していくことでしょう。(M&Aが成功するかどうかは別の話ですが。)
そのため、そんな船にあなたが乗る必要は無い。乗りたい人があえて乗ればいい。
おすすめは、大手塾であり、少なくとも授業の教え方(座学)研修があり、授業のロールプレイング形式がある塾を選んでください。ロールプレイングは嫌な方も多いと思いますが、授業で嫌な経験をするよりましです。嫌な経験は入社後、1週間で終わらせましょう。
大手塾であれば、ほとんどの塾がそういった研修を行っており、一定の成果をあげているように思います。採用面接で、ぜひどの程度の回数でどういった項目を研修してくれるのかを聞いてみましょう。研修が無かったり、研修の中身がおざなりでありそうならば、その塾は危険シグナルです。初心者講師にとっては、精神的ブラック塾になります。やめたほうが無難。
それが、純心無垢な生徒さんたちから帰ってくるわけです。それが経験できたら、業界のとりこだね!一番の醍醐味だと思います。
ですので、教える内容そのものよりも初期は、教え方が一番大切。一言で言ってしまえば、魅せ方であり表現技法です。それは大手塾であれば嫌って言うほどやらせられるし、やってください。最初の1、2週間ほどだと思います。そのときだけある意味ブラックかな?w
ですが、それさえ終われば醍醐味を感じ始められるはずです。また、研修中に1日1日できることが増えてくるはずですので、そのご自身の中での気づきそのものが楽しいものになるかもしれません。話すのが苦手な人ほど、日々のご自身のスキルアップが感じられて面白いはずです。私は元来、話べたですが少しは人と話せるようになりました。それもこれも業界経験に裏づけされた諸先輩方に研修していただいたおかげです。ありがたや。
もし万が一、業界を離れたいと思ったときがきたとしても、話し方に慣れていれば異業種への転職もそれはそれで楽かもしれません。(たぶん)
ここでの結論としては、知識よりも魅せ方であり、それは比較的早いタイミングで習得可能なスキルであると強調しておきたいと思います。ですので、やってみればわかりますが思ったほど参入障壁は高くありませんのでご安心のほどを。
一国一城の主である
一言で、教室にまつわることはすべて自分の権限と責任の上で成り立っていきます。ですので、自分の権限と責任でやれることはすべてやれます。
たとえばの仕事を記載してみます。
塾ですので、生徒さんの成績アップがなされたかどうか教務進路指導面からの数値管理が求められることでしょう。補習塾であれば、普段の勉強時間が増えたとか、定期試験でアップした生徒が何人出せた!とかがあるでしょう。進学塾であれば、○○中学や高校に何名合格させたとか、大学に・・・云々
また、塾は当然ビジネスなので、生徒人数は他校舎と比較してどれくらいプラスに出せたかとか、夏期講習で売り上げを1千万円の大台に乗せられた!とか、売り上げ上の課題もあるでしょう。
教室の美観を整えたり、生徒さんの進路面談を行ったり、授業計画を練ってみたり、やる気にさせるためにあえて叱ってみたり、保護者様に電話をかけることもあるでしょう。生徒集めの営業を行ったり、アルバイトの育成をしてみたりと、盛りだくさん。テキスト発注もあるでしょうし、思いつくことだけでも結構あります。生徒さんにとってプラスになるであろうことは、権限の範囲内で何でもやれます。生徒さんのためになるであろうと思ってやったことが、1ヵ月後その結果が返ってきて、保護者様から感謝の念を述べられたりしたときの快感はないっすよ。たしかに雇われではありますが、塾の教室内ではあなたが経営者みたいなものです。やりたいことが手の届く範囲内で全部やれる。一般的な大手企業であれば意思決定から現場の作業レベルまで一貫した施工が可能なのが、塾長です。
たとえていえば、家を建てる際に、注文住宅の受注からはじまり、測量、設計、図面の書き上げ、法務局へ登記申請、資材の仕入れ、現場で家を建てて、引渡しなどを一貫して全部やるようなイメージですかね。それにまつわる仕事はすべて行える。それが塾業界の教育現場。
売り上げ・生徒人数の目標をみんなで追いかける
売り上げがたたなければ、塾が閉鎖されてしまいます。閉鎖されないようにするために、周りとの差別かも大切ですし、自己研鑽、スキルアップも必要となってきます。
それらを通して、生徒さんを囲い込んで、売り上げを立てていく必要があります。
こういった数値関連には大体目標があります。損益分岐点や次年度の運営を含めて、目標設計を行うものですが、それを毎年毎年達成していくことで、そういった点にもやりがいを見出せるはずです。たとえて言えば、それこそ大学受験のための偏差値をあげていく感覚です。
それはそれで楽しいものです。あんまり好きじゃない方もいらっしゃるとは思いますが、そういう方は目の前の生徒さんに本気で向かい合うだけで良いと思います。必然的に数値はついてきますから。生徒さんのためになったことを毎日できた。結果、数値がたたき出せた。これが一番いいかな。
生徒指導を突き詰められる
それに、受験の制度は年々マイナーチェンジ・メジャーチェンジを繰り返しながら変化し続けています。時代に合わせた教育システムの合理化、教え方の変化をしていかなければなりません。
また、時代が変わったとしても教えるべきことの根幹は大きくは変わりません。ですが、教える生徒さんは毎年変わります。人によって教え方が十人十色ですが、教わるほうも十人十色です。
生徒さん一人ひとりに合わせた指導を考えなければなりません。同じように見えて、同じ人は一人たりともいません。だからこそ、教え方は細微の部分でいろいろ変化させたりします。そういった毎日のトライアンドエラーであなたご自身の生徒指導法が確立していくのです。いい指導法が出来上がったら教えてね!w
校舎を大きくしていく喜びを感じられる
生徒さんをたくさん集めれば集めるほど、校舎規模は大きくなります。校舎のキャパシティはもちろんですが、社会に対しての影響力という観点でも、です。
多くの生徒さんに多くのことを教えられたら、その後、将来宇宙飛行士にでもなったら楽しくないですか?教え子が誰か、宇宙行ってくれないかなぁ。写真がほしい。
部下を持てる
この観点は、塾長になった場合かもしれません。あるいはアルバイト講師を多く抱えている校舎の場合は、塾長に限らないかもしれません。
部下を持つということは、部下の方を通して生徒さんに指導するということになります。どうしても一人で指導できることには数限りがあります。一人ではせいぜい100人くらいしか対応できません。ですが、2人ならば200人でも300人でもいけるかもしれません。影響力大きくなるね!楽しいね!
1年1クールで大きな成果を感じられる
受験という大きなミッションが私たちには与えられています。受験というのは、よくマスコミや論者は悪の産物のように扱われる方もいらっしゃるように思います。ですが、受験という目標があるからこそ人はがんばれるのだし、一定の成果を感じられるわけです。ゴールの無いマラソンに人はどうするか。走らないだけです。走らなければ、何も得られません。つまりゴールがないと、私たち人間は何も得られないのです。無進歩はただの退化。
私たちは生徒さんの受験合格という重大なミッションを通じて、生徒さんの将来20年30年以上の人生に影響を与える仕事を行っているつもりです。そして、毎年毎年受験はあります。1年の中には多くのドラマが生まれます。うまくいかないこともあるでしょう。辞めたくなることもあるでしょう。ですが、小学校4年生で、悪がきだったあいつが目標高校に合格してゆき、最後に「先生のおかげで俺がんばれた。俺受かった。サンキュー。」
常に若くいられる
塾業界は若いよ!年齢がではなく、見た目が、です。
また、考え方もいい意味で若い方が多いよ!婚活したくてアンチエイジングをお考えならば、塾業界しかない!(えっ
アンチエイジングで合コンでモテモテだ!(行ったこと無いから知らないけどね!)
通勤時間にぶつからず出勤できる
多くの塾は昼過ぎから勤務できます。行き帰りがらくらく
さまざまなキャリアにチャレンジできる
意外にも、塾業界は現場の側面しか見られていないように思います。ですが、塾も組織ですので広報・営業・人事・経理・総務など、いろんな畑があります。仮に現場からそろそろ抜けて別の道にチャレンジしたいなというキャリアパスを得たい方もいらっしゃると思います。会社組織には分業はつき物。部門配置転換もできまっせ。
現場にい続けられる・現場にい続けなくて良い
ご自身の適正と興味・関心領域に合わせていろいろ選べます。
生徒さんや保護者様からありがたい感謝のお気持ちを得られる
この記事を書くのに3時間くらいかかりました。推敲すらできていません。最後のほうはおざなりになりました。今度直します。・・・
次は、副業兼業としての塾講師職という観点から書いてみます。
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